町田 人物風土記
公開日:2026.09.10
「つるかわ図書コミュニティ つるぼん」を運営する社団法人の代表理事を務める 大森 一志さん 鶴川在住 64歳
大好きな地元に居場所を
○…およそ3年前、地域の有志がつるぼん開設を見据えて協議会を設立した際、「理事にならないか」と声がかかったのが始まり。当時は長年勤めた会社を定年退職した直後。子どものころから慣れ親しんだ図書館が閉鎖となり、その代わりとなるものを皆で考えていくと聞き、「何とか力になりたい」とふたつ返事で受けた。「この地区には孤独を感じる高齢者も少なくない。そんな人たちの居場所になればと考えてきました」
○…鶴川地区に住み始めたのは5歳の頃。鶴川団地の第1次入居者として移り住み、青春時代を過ごし、社会人時代に一時離れた期間があるが、ここが地元と呼べる場所になってきた。「この街であれば、どこに何があるか分かっているし、死ぬまでここにいると思う」。周辺に住む人たちはたいてい顔見知り。外を歩いていると、声をかけられることが多い。
○…「クイズ王」としても知られる。学生時代、「クイズ研究会」に所属。テレビの有名クイズ番組で数々の優勝を果たしてきた。知識の元は本。幼い頃から好奇心が旺盛で、読む本を限定しなかったことが生きたと考えている。「幅広く知識を得てきたことが、つるぼんにやってくるさまざまな年代の人たちとの共通の話題になるんです」。館内にクイズコーナーがある理由だ。
○…今年、代表理事に就任した。多くの人が集まるなか、図書館として求められるだけではなく、来館する子どもや地域住民から、「こういうことをやりたい」と企画が持ち込まれるようになったことがうれしい。「居場所づくりを目指した結果。地域の人たちに愛される場所にしていきたい」。大好きな地元の声で生まれたスポット。残りの人生をかけて力を尽くすつもりでいる。
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