神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
高津区版 公開:2022年5月27日 エリアトップへ

(株)川崎フロンターレの代表取締役社長に、4月8日付で就任した 吉田 明宏さん 高津区在勤 58歳

公開:2022年5月27日

  • X
  • LINE
  • hatena

地域とともに「成長路線」

 ○…社長ポストの候補となり、クラブ経営やチームの課題など2週間かけて必死で学び、経営権を持つ富士通の役員の前でプレゼンに臨んだ。「試合は若い頃に少し観戦したことがあるくらい。意欲を買ってもらったのかも」。目指すは、クラブを地域のインフラ的存在に導くこと。「サッカーを通じて、健康、教育、防犯などあらゆる面で地域を支え、無くなったら市民の皆さんが困ってしまうほどに」

 ○…米国に駐在していた2001年9月11日、空港の搭乗口で緊急避難の一報。慌てた様子の妻からも電話が鳴った。世界貿易センター隣の富士通が入るビルに向かう直前だった。「多くの社員も被災し、まさに衝撃だった」。テロと戦う米社会の中で、自然と備わった危機管理意識。帰国後、会社からリスクマネジメントの責任者に任命。東日本大震災時には、福島県内のパソコン工場を島根県に移転する陣頭指揮を執った。「人命を最優先に、被害を最小限に抑え、ビジネスの継続も使命でした」

 ○…神戸大でアメフトに打ち込み、1988年に富士通へ入社。「選手仲間と、都会に行けるとワクワクしてたら意外に田舎でしたね」と当時を回想。今も運動や筋トレを欠かさず、「1カ月に10冊」という読書家の一面も。家族との時間も大切にし、「子ども目線で子育てしてきた」という娘とは、今ではビジネスを語り合える関係だ。

 ○…フロンターレをアジアにも浸透させることが目標の一つ。SDGsにも目を向け、地元企業との連携も視野に入れる。「川崎はモノづくりのまち。試合観戦される関係者の方も多い。ご支援いただく皆様をつなげ『フロンターレ経済圏』を作れたら」。ビッグクラブとなった今も、地域とともに成長を続ける。

高津区版の人物風土記最新6

中山 寛隆さん

川崎市制100周年記念で演奏する合唱団に携わる、川崎市合唱連盟の事務局長

中山 寛隆さん

高津区在住 36歳

4月26日

遠藤 勝太郎さん

町会ぐるみで地域の活性化に尽力する

遠藤 勝太郎さん

子母口在住 78歳

4月19日

斎藤 優貴さん

数々の国際ギターコンクールで優勝し、世界を舞台に活躍するギタリスト

斎藤 優貴さん

川崎市出身 26歳

4月12日

本田 志帆さん

全日本学生フルコンタクト空手道選手権に優勝した

本田 志帆さん

川崎市在住 20歳

4月5日

佐藤 翠(みどり)さん

川崎市男女共同参画センター「すくらむ21」で居場所事業を担う

佐藤 翠(みどり)さん

東京都在住 32歳

3月29日

國富 多香子さん

「グリーフケアカフェあかりmâmâ」の共同代表で、初めて講演会を企画した

國富 多香子さん

中原区在住 49歳

3月22日

あっとほーむデスク

  • 5月20日0:00更新

  • 4月15日0:00更新

  • 4月8日0:00更新

高津区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

高津区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook