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高津区 コラム

公開日:2025.12.12

不定期連載コラム
俳優・JUN、かく語りき
 第4回 「家族」を形づくる、愛と覚悟の選択

  • 家族になった私たち

 パートナー・ヒデとの交流を経て、ありのままの自分を取り戻した私。その幸せな日常は、父の健康不安に直面したことで、大きく動き出します。

 2023年のある日、父の様子がおかしいことに気づきました。意識はあるものの、酔ったような言動を見て私は、医療介護福祉士の仕事をしているヒデに相談。駆けつけた彼は診断を経て、すぐに救急車に通報してくれました。結果はくも膜下出血でしたが、命に別状はありませんでした。

 当時の私は動揺のあまり結果を聞けずにいたのですが、一緒にいた彼が医師に向かって「私は彼のパートナーです」と毅然と語り、診断をともに聞いてくれたんです。思えば、あの時すでに私たちは、「家族」になっていたのだと思います。同時にこの時、「家族としての在り方」について真剣に考える時が来たことを示しました。

「家族」を形にする選択肢

 私たちの関係を社会に認めてもらうため、検討した方法は2つ。1つは、川崎市の制度「パートナーシップ宣誓制度」を利用すること。この方法では、行政サービスの一部などで法的な配偶者に準じた効果を得られますが、法律上の婚姻と同等の法的効力は得られないと分かりました。

 もう一つは、「養子縁組制度」で親子の間柄になり、戸籍として家族になること。この方法だと、将来同性婚が認められても法律上の「夫婦」として結婚できない弊害がありましたが、「今、家族になりたい」という思いから、養子縁組で家族になることを決めました。

 こうして家族になった私たちですが、それを祝福してくれた知人たちが式場でのブライダルを企画してくださいました。愛と責任を誓い合った私たちの決断が、このように温かい祝福で迎えられたことは、本当に感激でした。この日は、私たちにとって人生最高の思い出となりました。

表現者としての価値観

 この一大決断と祝福を経て、表現者としての私の価値観は大きく変革しました。次回は、その変化について詳しくお話しさせていただきます。どうぞご期待ください。

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