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多摩区・麻生区 教育

公開日:2025.06.27

オンラインで小学生と交流
多摩区の高齢者ホーム

  • 小学生の質問に答える入居者

 多摩区長尾の介護付き有料老人ホーム「ヴィンテージ・ヴィラ向ヶ丘遊園」で6月13日、川崎市立稲田小学校とのオンライン授業が行われた。

 交流のきっかけは、同小学校の4年生が総合学習で福祉をテーマに学んでいたこと。この学年は、下級生への配慮や周囲への責任が求められる時期であるため、「思いやりの心を持って接する」という視点から高齢者との関わりについて考えることを目的としていた。その一環として、地域の福祉施設であるヴィンテージ・ヴィラ向ヶ丘遊園に講師の依頼があったことで、この地域交流が実現したという。

 2021年から継続して実施されており、当初は対面での授業が予定されていたが、コロナ禍の感染対策や児童数の関係を考慮し、オンライン形式に。現在もオンラインで行われている。

元気な入居者に驚きの声

 授業では、同ホームの概要などが説明された後、小学生からの質問に入居者らが答えた。「一日の予定は」との質問に「週5日の水泳のほか、畑作業、散歩などをしている」「年を取ってよかったことは」との質問には、「70歳まで働いていたので、今は自由になる時間がたくさんあること」などと語った。児童からは「皆さんが元気そうで驚いた」との感想が相次いでいた。

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