宮内で製造業を営む三和クリエーション(手塚健一郎社長)が県産業労働局から贈られる2017年度「優良工場表彰」を受賞した。先月17日、県本庁舎で表彰式が行われ、同社手塚社長が表彰状を受け取った。
同表彰は、県内で製造業を営む中小企業のうち、経営成績と作業環境、生産技術とともに、労働災害や公害の発生防止、環境関連手続きの遵守などに取り組んでいるかなど、8項目の審査で高評価された工場におくられる。
同社は国が定めた大気汚染や騒音などに関する環境基準や法令をしっかりと守り届け出などを提出していることに加え、精密で精度の高い加工技術、生産性・利益などから見た経営実績を評価された。今年度、県内で同表彰を受けたのは11社で、市内からは同社のみ。
手塚社長は今回の受賞について「喜びもあるし、重みも感じる。従業員のモチベーションアップにつながれば嬉しい。また、信頼を得る一つの証を頂けた。今後に活用していきたい」と話していた。
同社は1999年創業。現在の主な事業は、自動車部品やスマートフォンなどの電子部品の製作に使われるピン・シャフトの製造販売。削るのが難しい超硬合金やセラミック、ダイヤモンド素材などを千〜一万分の1ミリの細かさで加工できる技術を武器に、近年は医療分野にも進出している。川崎ものづくりブランドや経産省のがんばる中小企業・小規模事業者300社にも選定されている。
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