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中原区 文化

公開日:2026.04.10

今も残るレトロな純喫茶 「喫茶まりも」新丸子で60年超

  • 店の前にはコイが泳ぐ水槽も

    店の前にはコイが泳ぐ水槽も

  • (左)開店当時から変わらぬ店内(右)プリンローヤルも人気

    (左)開店当時から変わらぬ店内(右)プリンローヤルも人気

 4月13日は「喫茶店の日」--。1888年4月13日に東京・上野に本格的な喫茶店「可否茶館(かひいさかん)」が開業したことが由来。今は大手チェーンのカフェが増えている中、昔ながらのレトロな喫茶店が中原区にもいくつか存在している。

 その一つが、新丸子駅東口近くにある「喫茶まりも」(新丸子東1の785)だ。同店は1963年(昭和38年)にオープン。もとはマスターの成田勝治さん(82)の父親が乾物店を営んでいたが、成田さんが大学生のころに、駅前にスーパーができるという話があり、業態を変えようと駅周辺にまだなかった喫茶店を始めることに。

 当初は料理を作ったことがなかったという成田さん。従業員が少なく、コーヒーやトーストを提供していたが、常連から新しい料理を求められ、メニューが増えていった。「最初は料理人を雇い、その姿をみて料理を覚えていった」と回想する。「ナポリタン」「ハヤシライス」「クリームあんみつ」「プリンローヤル」など、今も昔ながらのメニューが並ぶ。人気は「しょうが焼き」「ハンバーグライス」だ。

 結婚前のデートで利用した客が思い出を語りに来店したり、パチンコ帰りや競馬好きの客が立ち寄ったりと長年多様な人たちの「憩いの場」「思い出の場所」となってきた。「こだわりは特にない」と苦笑する成田さん。90席近くあり、昭和の風情が残る趣からドラマ等の撮影で使われることも。「TVがきっかけで来てくれる若い人も増えたけど、昔からの常連や同業、商店街の仲間が歳を取って少なくなった。寂しいね」と話す。

 「自分の代でこの店は終わり。だから動けるうちは『だらだら』と続けていきたい」と笑う。

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