跳躍力を生かし、力強くボールを叩きつけるのは西中原中学校の男子バレーボール部員ら。昨年末、神奈川県の新人戦にあたる「指導者研修会兼新人研修会」で優勝を果たした。新人戦での快挙は同校にとって約10年ぶり。2年生の二瓶(にへい)晴輝キャプテンは「優勝したときのことは興奮してあまり覚えていないが、ここで負けたら恥だと思って戦った。今回の大会で見つけた課題を修正し、春の大会でも優勝を狙いたい」と意気込む。
向丘中学校の5連覇を阻止
決勝で激突した向丘中は、新人戦4連覇中の強豪校。1セット目は快勝するも2セット目で苦戦。試合後半に点差をつけられたが、再び巻き返して26対24で勝利。向丘中の5連覇を阻止した。西中原中は今年、向丘中との練習試合で全敗しており、同部の顧問で、監督も務める青木謙典教諭は「何度も負けてきた相手によく最後まで諦めず戦ってくれた。自分たちのプレーに自信を持つきっかけにもなったと思う」と熱を込めた。
感染予防対策で昨年3月から夏休み前まで部活動の中断を余儀なくされた。予定されていた大会が軒並み中止になるなか、部員らは自主練習に励んだ。青木監督は「トレーニングメニューの相談など、休校中も密にコミュニケーションを取っていた。次の大会がいつ開催されるか分からなかったが、モチベーションはみんな高かった」と振り返る。部活再開後も限られた時間で猛練習。各々が得意分野を伸ばすことでチーム全体のレベルを上げた。
同部は現在、4月から6月に行われる春の県大会に向けて日々練習を重ねている。
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