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公開日:2026.04.24
湘南藤沢徳洲会病院 地域のがん診療拠点に 市内2カ所目の国指定
辻堂神台の湘南藤沢徳洲会病院が4月1日付けで、厚生労働省の「地域がん診療連携拠点病院」に指定された。これまで10年以上にわたって積み上げてきた高度な診療実績と患者に寄り添う支援体制が国に認められた。藤沢市内では2005年に指定された藤沢市民病院に続く2カ所目の拠点で、地域全体のがん診療体制が大幅に強化されることに期待がかかる。
地域がん診療連携拠点病院は、全国どこでも質の高いがん治療を提供しようと、厚労省が各地域での診療の連携や支援を推進することを目的に、一定の基準を満たした病院を指定するもの。手術件数や薬物療法、化学療法、放射線治療の患者数に加え、専門スタッフの配置など厳格な要件が求められ、全国357施設が現在指定されている。
同院では特に、放射線治療件数が高く、国基準の年間200人以上のおよそ2・7倍となる541人の実績を誇っており、市内外からの紹介も多いという。
肝胆膵・消化器病センター腫瘍内科の部長を務める津田享志医師は「がん診断を受けると『専門病院に行かなければ』と不安になる人が多いが、都内や大阪の病院と同等の標準治療が当院で受けられることを知ってほしい。地域住民の安心につながれば」と語る。
切れ目ない支援
1980年6月、前身となる茅ヶ崎徳洲会総合病院が開院。2012年10月に藤沢市内へ新築移転する形で、湘南藤沢徳洲会病院と改称した。救急を含む多くの患者が利用することから、昨年12月に増床。現在の病床数は460床にのぼる。
国指定を目指して同院が注力したのが「がん相談支援センター」と「緩和ケア」の充実だ。同院の入口をまっすぐに進むとがん支援センターがあり、看護師やソーシャルワーカーらが対応。他院の患者や家族も匿名で相談が可能で、相談件数は開設当初と比べると、2倍以上に増えている。緩和ケアは末期だけでなく、がんを宣告された直後から始め、仕事との両立や家族の悩みなど、患者の生活全般を支える「レシピ」を専門チーム一丸となって考案。住み慣れた地域で良い時間を過ごせる体制を整えている。
「オンコロジー委員会」と銘打った会議が、今月20日にあった。がん診療がスムーズに行えるように、各専門の医師や看護師、薬剤師などが定期的に集まり、進捗確認や課題解決に向けて議論する。乳腺外科顧問の藏並勝医師は「今後も人口増が見込まれる湘南。地域に根差した拠点としての義務を果たし、5年、10年とさらにがん診療の質を向上させていく」と決意を新たにした。
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