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中原区版 公開:2025年1月1日 エリアトップへ

牧阿佐美バレヱ団の公演「くるみ割り人形」で主演を務めた 今村 のぞみさん 区内在住 28歳

公開:2025年1月1日

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今村 のぞみさん

まだ見ぬゴール目指して

 ○…国内トップバレエ団の一つ「牧阿佐美バレヱ団」。ソリストを務め、昨年12月15日に都内で行われた恒例の公演「くるみ割り人形」で主役の「金平糖の精」を演じた。今回で3度目の大役。ケガの影響で十分なリハーサルができなかったものの、これまでの経験を生かし役を踊り切った。「振り付けも覚えていたので余裕を持って表現できた。いい形でお客さまにお見せできたと思う」と安堵する。

 ○…3歳のときに母親が見つけた区内のバレエ教室のチラシを見て習い始めた。音楽に乗って、友だちと一緒に踊るのが楽しかった。千葉に転居後も続け、高校時代は都内のバレエ学校に通った。卒業後は東京バレエ団でプロに。「次に行くなら牧阿佐美バレヱ団と決めていた」。頻繁に公演を見に行くほど憧れていた。オーディションに合格し「ずっと見てきたところで踊れるのがうれしかった」と破顔する。

 ○…「スタジオに入った瞬間からダンサーでいなさい」。それが師と仰ぐ牧阿佐美さんの教え。バレエは内面を表現するもの。日常の仕草や姿勢も舞台の上に出てしまうからだ。それを常日頃から意識し、舞台上では目線の使い方にミリ単位でこだわる。「毎回ベストを尽くすけどゴールにはたどり着けない」とバレエの奥深さを実感する。

 ○…食べることが好きで、オフは小杉周辺のカフェなどを探索。新城高校在学時に友人と通ったカレー店は思い出の味だ。日々体調管理に余念がなく、ピラティスで体幹や筋肉を鍛える。今後はダンサーとして視野を広げ、海外のようにバレエが日常にある社会になってほしいと願う。「バレエのことをもっと多くの人に知ってほしい」。これからも自分らしく踊り続け、バレエの魅力を発信していく。

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