4月1日から中原市民館の館長を務める 土戸 啓章さん 新丸子東在勤 39歳
「現場主義」ふれあい大切に
○…川崎市が導入した指定管理者制度で、4月1日から中原市民館の運営を行う「なかはらフューチャーデザインパートナーズ」。同団体の構成企業である(株)旺栄の社員として、中原市民館の館長に就任。地域のつながりをつくる懸け橋となり、地域活性化の拠点を目指す。「社会教育施設は敷居が高く感じることもある。気軽に来てもらえる施設にしていきたい」と抱負を語る。
○…茨城県出身。高校まで地元で過ごし、大学入学時に上京。麻生区に住んでいたことも。学生時代は、コミュニケーション能力を高め、社会教育主事の資格取得を目指した。川崎市の市民自主企画事業に申込み、麻生市民館岡上分館で働くことをテーマに講座を開いて、学生や地域住民と意見交換を行ったこともある。その経験がもとになって「楽しく仕事ができたら」と、建物管理や指定管理事業を行う現在の会社に入社した。
○…これまで都内の体育館や文化施設などで勤務。今回、館長に就任し、自身も職員にも意識づけていることは「何のため、誰のための施設か」ということ。利用者目線に立ち、現場主義で業務にあたる。中原区、小杉駅周辺のことを知るために、時間があれば周辺を散策し、イベントにも参加していく予定だ。「館長業務以外にも一職員として利用者の方々と触れ合っていきたい」
○…今後取り組みたいことの一つに子ども向けの事業がある。それは自身の幼い頃の原体験から。「田舎だったので外で遊ぶことが多かった。市民館前のスペースを使うなど、そんな事業ができれば」と笑顔で語る。子どもからシニアまで幅広い年代の人が集える場所に。「ここに来れば何かやっている。職員と相談しながら、そんな施設にしていきたいですね」
|
|
|
|
|
|
|
<PR>
5月16日
5月9日