中原区 文化
公開日:2025.08.01
鉄道模型で欧州旅気分を
国際交流C(センター)で12日まで
市内を拠点に活動するヨーロッパ型鉄道模型クラブ「モデルアイゼンバーンクラブ」による鉄道模型の展示が8月12日(火)まで、川崎市国際交流センター(木月祗園町)で開催されている。8月2日(土)・3日(日)には、Nゲージの展示運転が行われる。時間は午前11時から午後4時。
今回、展示されているのは、実物大の87分の1スケールのHOゲージで、ヨーロッパ8カ国の鉄道模型17種類。特徴的なのが、自動車などの旅客輸送に勝ち、かつ旅客の中心だったビジネスマンのために、ヨーロッパ主要都市間を短時間で結ぶ国際列車網として誕生したTEE(トランス ユーロープ エクスプレス)の模型が並んでいること。1等車のみの編成や、定員、車両カラーなど複数の基準下にあるTEEの中にあって、車両カラーが異なるというフランス国鉄の模型が資料と共に展示されている。また、旧西ドイツ、オランダの航空会社とタイアップした珍しいカラーの模型も並ぶ。
2日・3日にはNゲージの展示運転を予定。同クラブ事務局長の二上孝秋さんは「どの車両を展示運転するかは、当日のお楽しみ」と話す。
国内でも希少クラブ
同クラブは、1992年にヨーロッパ型鉄道車両が好きなメンバーが集まって発足。現在、全国から16人が所属する。二上さんによると、ヨーロッパを対象にした鉄道模型クラブは国内で5クラブしかなく、同クラブはその数少ないうちの一つになるという。
これまでに交通博物館や、都内のホテルで解説運転会を実施、国際鉄道模型コンベンションにも毎年出展している。
展示する際には、ヨーロッパの風景を再現したジオラマで鉄道模型を走らせることをモットーとしている。またオーストリアのザルツブルグ鉄道模型クラブ、ドイツのウーリンゲン鉄道クラブ、スイスのバーゼル鉄道模型クラブと相互に協力しており、表敬訪問も行っている。「ぜひ活動を見に来てほしい」と二上さんは話している。
問い合わせは同クラブウェブサイト。
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