中原区 トップニュース社会
公開日:2026.03.20
新丸子地区タワマン
避難物資搬送をテスト
被災者支援受け、市内初
川崎市は先月、中原区内の新丸子地区で災害時を想定した高層マンションへの避難物資の搬送テストを実施した。今回のテストは、区内で増加する高層マンションへの物資の受け渡しに関する課題抽出や、搬送可否を含めた仕組みづくりに向けた検証が目的。市は、テストの検証結果を踏まえて、今後の物資搬送の可能性を模索していく。
今回行った高層マンションへの避難物資の搬送テストの背景には、同地区のタワーマンション居住者が、災害時に自宅が無事であっても避難所となる近隣の小学校に行くことで、避難所が過密になることが地域の課題としてあがっていた。国が場所(避難所)から人(被災者)への支援を推奨する中、マンションの管理組合を含む避難所運営会議からの要望を受けて、高層マンションへの物資搬送の可否を含めて、市としてどのような支援が可能かを検証するために初めて同テストを実施した。
当日は、市が災害時の協定を結ぶ神奈川県トラック協会の協力を得て実施。市役所本庁舎で、1台のトラックに500ミリリットルの水24本入りを50箱、携帯トイレ100個入り20箱、アルファ化米50袋入り16箱を搬入し、新丸子エリアの高層マンションまで搬送。マンションの管理組合が受け付けをするところまでを行った。テストでは、トラックがどこまで搬送できるか、マンションのエントランスへの搬入をどのように行うかなどの検証が行われた。
中原区役所の危機管理担当は「実際は物資の数が多くなる。マンションのどこで管理するのか、エントランスへの搬入には台車が必要だったりなどなど、いろいろ課題が見つかった」と振り返る。続けて「マンションにはセキュリティーがあり、基本的に外部の人は入れない。物資は居住者だけでなく近隣の人たちにも配る必要がある。居住者との見分けがつかないので、案内板が必要」といった課題があがったという。
区内には14棟の高層マンションがあり、さらに3棟の計画が進んでいる。区危機管理担当は「人口増加によってさらに避難所のひっ迫が想定される。今回のテストも含め、今後も高層マンションへの物資搬送の仕組みがつくれるかどうか検討していきたい」と話している。
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