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麻生区版 公開:2011年1月7日 エリアトップへ

今月14日開催の日本フィルニューイヤーコンサートにピアニストとして出演する新成人 加藤 大樹さん 昭和音楽大学2年生

公開:2011年1月7日

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エネルギー溢れる演奏を

 ○…昭和音楽大学で次世代のピアノ界を担う期待の新成人として注目を集める。曲本来の良さを引き出す繊細な演奏が持ち味。今月14日に開演される日本フィルとの年明けのコンサートに出演。日本を代表する有名指揮者との共演を果たし、チケットはすでに完売となっている。限られた演奏時間で聴衆とどのような一時を共有できるか。開演日直前まで訪れた人のことを頭に浮かべ、「聴いてくれた人たちにエネルギーを与えられるような演奏を披露したい」と意欲をみせる。

 ○…4歳からピアノを始めた。小学生の時のコンクールで、その才能が現昭和音楽大学教授の目に留まった。それを機に技術やメンタル面で師事を受けるようなり、自然とプロの道を意識し始めた。転機は高校一年の時に出場した国際コンクール。初の大舞台でメダルを受賞し、それ以後は数々の国際コンクールで好成績を収めた。おととしは東京音楽コンクールピアノ部門で第1位と聴衆賞に輝いた。「ここまでこれたのも両親や先生のおかげ。この恩は演奏で返していきたい」と感謝を示す。

 ○…学生ながらもその巧みな演奏に魅了されたファンは少なくない。コンサート後に楽屋まで花束を持ってくる常連の姿もしばしば。手紙やはがきには激励が寄せられ、中でも「嫌なことから逃げずに勇気を持っていこうと思いました」との感想は今でも忘れられない。「誰かに何か力を与えたい。そう思って舞台に立っていたので、それが実現できて本当に嬉しかった」と喜びをかみしめる。

 ○…今年の成人式を機に、音楽家として一層磨きをかけるよう努力もしている。演奏は技術以外に、人間性や内面が表現されやすい。そのため演奏の幅を広げるためにも、趣味の天文学や読書など様々な価値観に触れている。「自分だけが奏でられる唯一の音楽を表現したい」。聴いた人が前向きになれるような演奏を目指し、練習に没頭する。
 

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