麻生警察署は11月下旬から、麻生区役所と連携して区役所2階ロビーのデジタルサイネージ(電子看板)で交通事故防止の呼び掛けを始めた。
区役所ロビーのデジタルサイネージでは、川崎市からのお知らせなどを配信している。10月に神奈川県の交通死亡事故が全国でワースト1位になったことを受けて、麻生警察署が区役所に相談。区役所利用者へ啓発メッセージを流すことになった。同デジタルサイネージを活用して、交通事故防止を呼び掛けるのは今回が初だという。
内容は、12月が「飲酒運転根絶月間」であることから、「飲酒運転をしない」「飲酒運転をさせない」「飲酒運転を許さない」の9都県市共同メッセージや、交通事故の発生ケースをイラストなどで紹介している。
麻生警察署によると、今年9月以降、県内で歩行者の交通死亡事故が急増。今年2月、3月、7月が4人と最多だったが、9月は7人、10月は8人と増加している。また区内では、10月以降、午後5時以降の二輪車や歩行者の交通事故も増えているという。「緊急事態宣言が明けて、通行量が増えたことが関係していると推測できる。薄暮の時間帯は事故が発生しやすいので、ドライバーは安全運転を心掛け、二輪車や歩行者も注意してほしい」と呼びかける。続けて「プロテクターや反射材を使うことで事故抑止になるので活用を」と話す。
新百合ヶ丘駅前でキャンペーンも
12月11日からは「年末の交通事故防止運動」を実施。区内でも麻生区交通安全対策協議会や麻生警察署らが協力して新百合ヶ丘駅前で交通安全キャンペーンを開催する。事故の被害が多い高齢者に向けたチラシの配布、区内約50カ所の交差点での街頭指導活動なども行う予定だ。
<PR>
麻生区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>