川崎区・幸区 人物風土記
公開日:2023.03.10
机上防災訓練研究会の代表を務める
青木 伸人さん
幸区紺屋町在住 77歳
動かずにはいられない
○…阪神・淡路大震災を機に参加した幸市民館での防災関連の勉強会をきっかけに、その仲間たちと自主講座を開講した。せっかく講座を開くのであれば多くの市民が参加できるようにしてはという市民館の投げかけから研究会を発足。以来、2007年から年に4、5回町内会・自治会などで机上防災講座を開催し、これまでに約1500人が参加。「共助」の防災訓練は消防や役所が行うことから、「自助」にこだわり続ける。
○…当初は「DIG」と呼ばれる地図を使って災害対策を検討する訓練を主としたが、今は講演にも力を入れる。まず「自分が助かることを優先すべき」と説き、ベッドの下などに軍手を入れたスニーカー、ライト、助けを呼ぶための笛の用意を呼び掛ける。「共助は自分の命があってこそ。だから私たちは自助のための講座を続ける」と使命感に燃える。
○…まもなく東日本大震災から12年たつ。震災から1カ月後の4月に気仙沼に赴いたが、あまりの惨状に「何をしたらいいのか分からず、情けなかった」と振り返る。車に積んでいった水を被災者の人たちに配ることしかできなった。「実際に見た被災状況をしっかり伝えなければ」と責任を感じ、講座での話に生かす。その後18年まで「力になりたい」一心で、毎年被災地に行き、仮設住宅に住む高齢者とカラオケをして元気づけたり、買い物を手伝うなどの活動を行った。
○…横浜市出身。音響関係の専門学校を卒業後、ビクターに就職。今もカーステレオやテレビは音にこだわる。登山、ドライブ、鉄道旅行、Nゲージと多趣味。今年は三陸鉄道に乗りに行く計画もある。スケジュール帳は常にびっしり埋まっていて「じっとしているのは嫌い」と笑う。
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