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川崎区・幸区版 公開:2025年5月9日 エリアトップへ

川崎警察署長として地域を守る 松尾 博之さん 川崎市内在住 59歳

公開:2025年5月9日

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松尾 博之さん

明るい署内が、治安を導く

 ○…署長としては藤沢署に次ぎ今回で2署目。40年間の警察官人生、最後のキャリアを「市民を守る使命を全うしたい」と自身を引き締める。前任は福岡の警察学校で学校長を務め、逮捕の必要性や職務質問の行い方などで幹部育成に携わった。講義では部下との意思疎通が上手く取れなかった自身の経験をもとに「色々な人間がいる。まずは相手を知ること」と捜査にも通ずる観察力を鍛えることの重要性を伝えてきた。

 ○…大田区出身。幼い頃、映画や買い物で川崎市内へ遊びに来ていた。川崎球場(現 富士通スタジアム川崎)で見た長嶋茂雄や王貞治のプレーは、野球少年にとって宝物。将来を定めたのは高校生の頃。友人が財布を紛失した際、親切してくれた警察官に感動。「市民を守る仕事」に初めて触れ「人の役に立ちたい」と心に決めた。

 ○…初めての配属は、横須賀の交番。公務に緊張したが町の人からの『ありがとう』の言葉でこの仕事の大切さを知った。その後、機動隊も経験。市民を守りたい気持ちが大きくなり警備課へ。横浜で行われたAPEC首脳会議では各国から要人を迎えるにあたり、担当エリアの課長として段取りの確認や意識共有と署員が対応しやすいよう努めた。政治家の警護では指揮官として「しっかりやらねば」と緊張を押殺し、己を奮起。無事の知らせが何よりうれしく、警察官の役割を改めて誇りに思った。

 ○…「初孫にも恵まれた」と話す表情から溺愛ぶりが伺える。目指すの署のあり方は「風通しの良さ」と話す。署員が生き生きとしていれば仕事も一生懸命。その潤いは、区内の治安維持にもつながると考え「警察官は市民を守るのが仕事」。その為にまず署長自ら率先垂範していく。

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