旧消火器 不正取引が多発
川崎市消防局では取引が禁止されている旧規格消火器を市内で販売、リースするケースが増えているとして、市民に注意を呼び掛けている。
現在販売が許可されている消火器は、２０１０年12月に改正された耐圧性能の新基準をクリアしたもの。新旧の見分け方は同時期に義務付けられた使用目的ごとの絵表示の有無という。
市消防局によると昨年９月から現在までで12件（未遂含む）。「潜在的な被害はもっと多い」とみている。
高齢者が狙われるケースが多く、古い消火器の交換や点検料込のリース契約などといい販売している。中には複数本の中に紛れ込ませるといった被害もあった。市消防局は「いつもと違う業者などには注意が必要。旧規格とわかった場合は購入せず、最寄りの消防署まで連絡を」と話している。
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