お年玉とお正月調査 景気好転の恩恵なし 平均額微増止まり
アベノミクス、お年玉には効果なし――。川崎信用金が10日、小学生がもらったお年玉やその使い道、お正月の過ごし方をまとめた調査結果を発表した。
調査対象は、同信金の営業がある川崎市全域と横浜市港北区・鶴見区・南区・青葉区・都筑区、東京都大田区。店頭窓口と訪問先の家庭の小学生600人から聞き取り調査を実施し、568人から回答を得た。
調査結果によると、小学生が貰ったお年玉の平均金額は、2万6352円で前年よりも317円の微増、1人あたりの平均額も4905円と252円の微増止まり。昨年来の景気好転に比例しない結果となった。くれた人数も、平均5・3人で前年(5・5人)とほぼ同数だった。
お年玉の使い道をみると、7割以上を貯蓄に回しており、平均金額は前年より252円増えて2万281円。一方、買い物に使う金額は228円減少して5778円と、子どもたちの堅実さが浮かび上がる結果となった。
買うものとしては1位が「ゲーム機・ゲームソフト」で51・1ポイント、2位が「本や雑誌・まんが」で22・0ポイント、3位がで「おもちゃ・ぬいぐるみ」で16・5ポイントだった。
正月の過ごし方については、「コンピューターゲーム」が68・8%と前年より4%減少したものの、2位以下を大きく引き離して断トツの1位。2位以下は「トランプ」34・3%(3・3%減)、「サッカー」18・2%(2・2%増)、「ゲームボード」16・6%(1・7%減)と続く結果となった。
お年玉とお正月調査は、同信金が1983年から毎年行っており、今年で31回目となる。
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