神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
幸区版 公開:2014年1月24日 エリアトップへ

一般社団法人「Systematic BMX」代表としてBMXの普及に取り組む 三瓶 将廣さん 川崎区在住 23歳

公開:2014年1月24日

  • LINE
  • hatena

五輪の夢 次世代へ託す

 ○…「子ども達がBMXに夢や希望を抱ける環境を作りたい」。小型の自転車にまたがり、レースや演技を行う競技「BMX」。その普及や人材育成に、一般社団法人代表として力を注ぐ。300から400mのオフロードコースを駆け抜ける「レース」は北京五輪から正式種目に採用されているものの、日本での競技人口は数千人程度と少ない。「日本ではまだまだ認知度が低いし、環境も整っていない。東京五輪までに少しでも世界との差を埋めたい」と力を込める。

 ○…自身も世界で実績を積み、09年から3年連続で日本選手権を制覇したトップライダー。5歳の頃に、近所の自転車店で出会ったBMX用自転車に一目ぼれすると、負けず嫌いな性格ですぐさま頭角を現した。7歳で年代別の国内大会を制覇。中学時代には単身で渡米し、BMXの本場でプロチームに入って腕を磨いた。世界への挑戦には心細さを上回る高揚があった。「誰もやってないことをやるのが好きなんです」といたずらっぽく笑う。04年には年代別のレースで世界一にも輝いた。

 ○…ロンドン五輪予選終了後に一般社団法人「Systematic BMX」を立ち上げ、本格的な普及活動に乗り出した。「日本人は体格こそ小さいけど、それが理由で勝てないなんてことはない。それは僕にしか教えられないと思っています」と胸を張る。その経験を伝えるべく、BMX教室やレースを各地で開催。自身が果たせなかった五輪出場の夢を、後進の選手たちに託す。

 ○…渡田小、臨港中、日体荏原高を卒業。生まれも育ちも川崎だが、5歳から18年間、寝ても覚めても自転車の生活を続けてきただけに「実は地元についてほとんど知らないんです」と笑う。ただ、競技生活から少し距離を置いた現在は、地元への興味がふつふつと沸いてきているという。川崎にコースを設置することも大きな目標の一つだ。

幸区版の人物風土記最新6

鬼木 達(とおる)さん

今シーズン、川崎フロンターレの監督に就任した

鬼木 達(とおる)さん

川崎市在住 42歳

2月24日号

曽我 小百合さん

NFLチアリーダーのオーディション合格をめざし渡米する

曽我 小百合さん

高津区在住 34歳

2月10日号

大須賀 敦さん

「かわさきFM」の番組でメインパーソナリティを務める

大須賀 敦さん

川崎区在住 36歳

2月3日号

鈴木 隆司さん

西宮神社開門神事「福男選び」で10日、一番福を勝ち取った

鈴木 隆司さん

麻生区在住 21歳

1月27日号

庄司 佳子(よしこ)さん

日吉地区の魅力を伝える、日吉の「わッ」実行委員会の委員長を務める

庄司 佳子(よしこ)さん

南加瀬在住 64歳

1月20日号

小林 由紀子さん

幸区薬剤師会会長を約10年にわたり務める

小林 由紀子さん

戸手在住 73歳

1月13日号

あっとほーむデスク

  • 9月18日0:00更新

  • 7月11日0:00更新

幸区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2017年2月24日号

お問い合わせ

外部リンク