鹿島田駅前の北野書店では13日(日)まで、『かこさとしフェア』を開催している。
「からすのパンやさん」や「だるまちゃん」シリーズで知られる絵本作家のかこ氏が、以前居住していたことなど幸区がゆかりの地であることから同書店が企画。市内在住で、かこ氏と共著で絵本を制作したこともある藤嶋昭東京理科大学学長の紹介があり実現した。
フェア期間中は作品の特設コーナーを設け、かこ氏の著作本を購入した人にはポストカードと同書店オリジナルの包装紙を進呈する(数量限定)。また、店頭にはかこ氏が所有する1950年代の鹿島田付近の風景写真や地図が掲示され、当時の様子を伝えている。
かこ氏は50年代後半から70年までの間、東古市場に居住。研究所に勤務するかたわら、休日はセツルメント(貧困生活者に生活向上と自立を支援する事業)活動に尽力した。子どもたちに手作りの絵本や紙芝居を見せた話や経験から、多くの絵本作品を発表した。
かこ氏はフェア開催にあたり「川崎在住の間、先輩、同志、友人から無限の活力を得た源泉の場所でした」と川崎への想いを寄せた。問い合わせは北野書店【電話】044・276・9100。
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