リニューアル工事が完了 夢見ヶ崎動物公園
幸区役所の「魅力発信事業」として3年前から行われていた夢見ヶ崎動物公園(柾一成園長)とその周辺の環境整備工事が7月31日をもって完了した。
これまで利用者から「歩道がデコボコしていて、ベビーカーを押して進むのが大変」「トイレの数が少なくて困る」といった声や、第3期(2010〜12年)幸区民会議からも、動物公園の環境整備などについての意見が寄せられていた。
こうした声を受け、区役所は11年度から地域住民と有識者などからなる「夢見ヶ崎公園検討協議会」を設置。魅力発信事業として3年計画で公園とその周辺の環境整備を進めてきた。
今回の工事では、動物公園に向かう全てのアクセス道(日吉出張所側、日吉小学校側、JR官舎跡地側、了源寺側)を整備。シニア層や足が悪い人でも利用しやすくなるよう、一部で手すりも新設した。
園内においては、おむつ替えスペースを完備したトイレや園路を整備したほか、川崎総合科学高校の生徒と協働して、動物公園にいる動物のイラストや生態などが描かれた案内板を設置した。3年間の総事業費は約3億円。
南加瀬から親子で訪れていた20代の女性は「以前よりベビーカーでも歩きやすくなり、ベンチなども増えたので子ども連れにはうれしい」と話した。
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