市立看護短期大学の学園祭「青朋祭」の実行委員長を務める 香川樹(いつき)さん 中原区在住 20歳
「笑顔満開の学園祭に」
○…11日、12日に開かれる看護短大秋恒例の『青朋祭』の実行委員長に今年春就任。昨年、実行委員を務めた経験から「少しでも役に立てたらと思い立候補しました。昨年の反省を生かして良い学園祭にしたい」と意気込む。就任後、実行委員への参加を呼びかけると、40人以上が名乗り出た。約半年にわたり委員と共に準備に奔走。「ここまで走って来られたのは協力してくれた人たちのおかげ」と感謝の気持ちを表す。
〇…キャッチフレーズは『笑顔満開〜届けよう看護の心〜』。「他の大学と変わらず楽しい学園祭をイメージした。皆さんの笑顔が見られたらいいな」と目を輝かせる。青朋祭の特長は学生全員と教員が協力して、地域住民も楽しめる内容にしているところ。模擬店や手話歌、有名人を迎えた講演などを実施。専門知識を生かし、身長、血圧などを図る健康チェックや相談も行う。「老若男女楽しめるイベントになると思う」と自信の表情を浮かべる。
〇…高校卒業まで広島県で過ごし、家族などの勧めもあり卒業と同時に看護学校へ。「最初は手に職があった方がいいかなというような考えでしたが、今は命にかかわる重要な職だと思う」と力を込める。授業は平日一日中あり、実習も行う。休日はアルバイトに精を出し、服を買いに行くなど若者らしく学生生活を満喫している。「自分ではなよなよとした性格」と話すが、高校2年まで少林寺拳法を続け「精神は鍛えられた」と頼もしい一面も見せる。
〇…開催初日まであと数日、会議の進行や進捗状況の確認、教員への報告など委員長らしい役割を急ピッチで進める。「責任感が芽生えているかな。日々成長している実感がある」と力強い言葉も。当日、開催宣言の大役もあるが、「やる事をやるだけ。地域の方に看護学校がどんなところか、楽しみながら身近に感じてもらえるようできれば」。学園祭の成功を目指す委員長の姿が大きく見えた。
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