思いがけない急な病気やけがに対応する救急医療機関(救急病院)は、重症度や緊急度に応じて3つの段階で役割を分担していることをご存知ですか?
外来で対処できる軽症の患者さんに対応する「休日急患診療所」や「小児急病センター」等は『初期救急』、主に救急車で患者さんを受け入れ、手術や入院治療が必要な重症の患者さんに対応する「救急告示病院」等は『2次救急』、2次救急では対応できない重篤な患者さんに対応する「救命救急センター」は『3次救急』が担っています。
それぞれの役割を理解していただき、急な病気やけがをした場合には、遠慮なく受診してください。
ただし「平日は休めない」「日中は用事がある」等、患者さんの都合での受診が増えると、重症の患者さんへの対応が遅れてしまう場合があります。また「交通手段がない」「便利だから」との理由で救急車を呼ぶ人もいます。2014年(12月15日時点)に川崎市の救急車は約6万2千件出場し、(1月から6月までの暫定値で)約6割が入院の必要がなかった「軽症」の患者さんでした。
救急医療と救急車は限りある資源です。いざという時の皆さん自身の安心のためにも、救急医療機関や救急車の適正な利用について考えてみてください。
幸区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|