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幸区版 公開:2015年2月6日 エリアトップへ

第27回川崎市自治功労賞を受賞した 松野 順一さん 古川町在住 77歳

公開:2015年2月6日

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住民交流の盛んなまちへ

 ○…古川町町会長を15年務め、地域振興や住民自治の発展に貢献したとして、受賞が決まったのが昨年末。「とても嬉しかった。道路や街灯の修理などがあると区役所に駆け込んで即座に対応したり、何かと区役所に足を運んで調整役をしたことが評価されたのかな」と振り返る。副会長は8年、その前の役員時代からも含め、「先輩や行政からの指導を受けながら学んできたノウハウが生かされたのでしょう」と謙虚な姿勢を見せる。

 〇…常に考えていることは「いかに良い街にするか」ということ。現在、11人の役員らと夜間に打ち合わせを行い、スポーツ大会などのほか、町内にある神社での元旦祭や節分祭、夏祭りなどを企画し、住民の交流を促進している。「近隣住民同士が顔を合わせるのはもちろん、子ども達の笑顔が溢れる地域にしたいね」

 〇…1937年、川崎区生まれ。小学2年の時、福島県に疎開し約10年過ごした。55年から幸区に住み、それから60年近く古川町に住み続ける。忙しいながらも町会の仲間とゴルフに行くのが楽しみで、若い頃は年4回のラウンドを30年近く続けていたことも。「今は歳とって年1回ぐらいかな」と笑う。定年を過ぎてからの楽しみは健康のための妻とのウォーキングやカラオケ。自治功労賞受賞について「家族の協力があったからこそ」と感謝の気持ちを忘れない。

 〇…今月に表彰式、来月には祝賀会が控えている。「嬉しいが、高齢者が増え、後継者不足など町会の課題は多い。早く若手にバトンタッチできるような育成もしていかなければ」と表情を引き締める。今後は防災、防犯の面からも町会の必要性は増す。新しいマンションの住民に町会の魅力を伝えるのも重要な仕事だ。「住民の交流がさらに増え、この静かで穏やかなまちを誇りに思ってくれるといいね」。地域をまとめる表情の中に、誇れるまちを作ってきた思いが見えた。

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