幸区春の防災訓練が2月14日、御幸小学校で行われた。主催は、幸区自主防災連絡会協議会、幸区災害対策協議会、幸区役所。
「同日の午前7時30分にマグニチュード7・3の大地震が発生し、市内全域で震度6強相当の揺れを観測した」という想定で行われた訓練には幸区内の町内会から約400人が参加。被害対策本部設置や災害時要救護者安否確認、避難誘導など、本番さながらの訓練が実施された。
その後、幸消防団や赤十字奉仕団体、幸区社会福祉協議会らの協力のもと、トイレの組立や発電機・灯光器操作、避難所の開設など実践を意識した訓練のほか、傷病者対応や心肺蘇生など普段の生活にも役立つ講習会なども行われた。
参加者からは「避難所の1人に与えられるスペースがあまりにも狭いことを初めて知った。実際にやってみないとわからなかったこと。避難用品の購入の際にこの経験を生かしたい」などの声が聞かれた。
自主防災組織の鏑木茂哉会長は「訓練は充実してきているが災害はいつやってくるかわからないので、これで大丈夫ということはない。今後も、様々な想定で訓練を実施して防災力の強化を図っていきたい」と話した。
同訓練は、震災後の迅速な初動体制を確認するとともに地域の防災組織の高揚を図ることを目的に毎年実施している。
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