川崎郷土研究会の役員を務める羽田猛さん(80)が、著書「中原街道と武蔵小杉〜写真で綴る周辺の今昔」を出版した。羽田猛さんは、50年以上にわたり地域史の研究を重ね、これまでにもたくさんの出版物を手掛けてきた。
特に中原街道の歴史については、1960〜70年代にかけて自らの足で地域での聞き取り調査を実施。古い写真の収集や撮影を行うなどしてまとめた著書も出版してきた。
今回の「中原街道と武蔵小杉」は、過去に出版した著書を加筆・修正しながら、近年街が大きく変貌した武蔵小杉周辺の今昔などにも触れた「集大成」だ。B5版、全258頁にまとめあげている。
羽田さんは「再開発が進み多くの若者が転入し賑わいをみせる小杉の街だが、昔は見渡す限り田んぼが広がり、栄えていたのは中原街道周辺だったという歴史を知らない人は多いと思う。徳川家康が行き来した歴史ある中原街道を知ってもらえれば嬉しい」と話す。
著書は北野書店本店(幸区新塚越201・鹿島田駅直結)で販売中。
問合せは、同書店(【電話】044・276・9100)まで。
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