神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
幸区版 公開:2016年2月26日 エリアトップへ

労福協 「皆で学び活用を」 介護セミナーを実施

社会

公開:2016年2月26日

  • LINE
  • hatena
寸劇を披露する講師ら
寸劇を披露する講師ら

 川崎労働者福祉協議会(舘克則会長)の会員を対象とした「あなたの介護セミナー〜みんなで見守ろう認知症〜」が9日、市労連会館で行われた。県労働者福祉協議会、川崎労働者福祉協議会主催。

 社会福祉法人電機神奈川福祉センターの職員らを講師に招き「認知症サポーター養成講座」として、認知症の知識や理解を深めてもらうための寸劇や講義を行ったほか、仕事と介護の両立についての解説を行った。

 寸劇では、講師らが認知症の高齢者とその家族に扮して「財布を盗られた」と言い出した場合の対処法等を披露。途中から参加者が演じたり、グループに分かれて対応方法を考えたりと、会場は活気に溢れた。「認知症の人の言うことを否定せず、気持ちに寄り添うことが症状を進行させない方法」との解説に、メモを取る参加者の姿もあった。

 「認知症サポーター養成講座」は、全国各自治体で取り組む、認知症高齢者やその家族を地域で支える、認知症サポーターを養成する講座。国は17年度末までに認知症サポーター数800万人を目標に掲げており、現在は660万人(15年9月時点)いる。受講した人は認知症の人を支援する意思を示す目印となる「オレンジリング」が渡され、認知症サポーターとなる。

 労福協は会員からの「介護と仕事の両立が難しく退職せざるを得ないケースがある」という声を受け、介護にまつわる実態を会員皆で学ぼうと、昨年から介護セミナーを始めたという。舘会長は「それぞれの組織の中でも講座を展開し、多くの認知症サポーターを作ってほしい」と話した。

 参加した井内さと子さん(48)は「認知症の家族がいるので理解はしていたが、講座を受け接し方や対応など思い直すことがあり、勉強になった」と話していた。

幸区版のローカルニュース最新6

TARO賞、26作品集う

岡本太郎美術館

TARO賞、26作品集う 文化

4月9日まで作品展

2月24日号

30項目で初動体制確認

30項目で初動体制確認 社会

幸区春の防災訓練で

2月24日号

9人に自治功労賞

9人に自治功労賞 社会

「今後も市政の発展に寄与する」

2月24日号

エイサーの迫力に魅了

エイサーの迫力に魅了 社会

白山幼稚園で演舞会

2月24日号

障害者スポーツを体験

2月25日

障害者スポーツを体験 スポーツ

富士通スタでFD競技会も

2月24日号

総力戦で勝利つかむ

川崎ブレイブ

総力戦で勝利つかむ スポーツ

大阪に1勝1敗

2月24日号

あっとほーむデスク

  • 9月18日0:00更新

  • 7月11日0:00更新

幸区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2017年2月24日号

お問い合わせ

外部リンク