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幸区版 公開:2016年3月11日 エリアトップへ

知識と経験の宝庫、生かす場に 川信が「新現役交流会」

社会

公開:2016年3月11日

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盛り上がりを見せた交流会の様子
盛り上がりを見せた交流会の様子

 川崎信用金庫は先月23日、駅前本町の川崎フロンティアビルで「新現役交流会」と銘打った中小企業支援の催しを開いた。

 新現役交流会は経営課題を抱える中小企業に対し、企業で培った高度な専門知識や豊富な経験、ネットワークを持つOBとのマッチングの場を提供する場。経産省関東経済産業局が中小企業支援を推進する取り組みとして、各地の金融機関と連携して行っている。

 新現役は同局の「マネジネントメンター登録制度」に基づき、データベースに登録しておくと参加できるしくみ。同局から派遣されたアドバイザーがあらかじめ企業の概要や課題、どのようなアドバイスをもらいたいか等を聞き取り、まとめたレポートを閲覧した「我こそは」と申しこんだ新現役が審査を経て、交流会にエントリーできる。現在約2000人が登録している。

 新現役交流会でのマッチングの後は企業が希望した場合に、新現役は支援を継続する。支援に対する報酬や頻度、期間などの条件面は支援先企業との話し合いで決めるという。

 横浜・川崎エリアで初めて開かれた交流会には、22の企業と77人の新現役が顔を合わせた。各企業担当者が待つブースで、新現役が自身の経歴や知識等を披露。それに対して企業側の担当者が熱心に質問をする姿が見られた。

 新現役として参加した浅井鉄夫さん(67)は、IT業界で培ったシステムエンジニアの知識やコンサルティング営業の経験を、参加企業に伝えた。「世の中の役に立てればという思いで参加を続けている」と、参加理由を話す。

 一方、横浜市でクラウドサービス(インターネット上のサービス)等を手掛ける(株)エー・エス・ディ(内山岳彦代表取締役)は、初めて参加し、5人の新現役と対面した。内山代表取締役は「コンテンツには自信があるが、全国の事業者へもっと知ってもらうためのしくみや方法が知りたい」と、参加を決めたという。「新現役の方が『こんな課題があるのでは?』と、豊富な経験をもとに一緒に考えてくれるなど、参考になった。いろいろな方の意見が聞け、参加してよかった」と感想を話した。

 神奈川県エリアでアドバイザーを務める馬場聰さんは「現役を退いてからはずっと家にいる、というようなOBの人に、ぜひ力をお借りしたい。企業にとっては宝の情報となりうることもある。ぜひマネジメントメンターに登録を」と呼びかけている。

 問い合わせは関東経済産業局中小企業課(【電話】048・600・0322)へ。

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