在日コリアンをはじめ、外国人市民に差別を煽るヘイトスピーチ(憎悪表現)やヘイトデモに、反対の意思表明をする市民団体が川崎区で学習会を開く。ヘイトスピーチの根源について理解を深めるほか、ヘイトスピーチを規制する大阪市の取り組みなどについて学習。抗議活動の必要性を訴え、「差別のない川崎」実現に向けて市民の人権意識の向上につなげる。
「川崎南部をヘイト被害から守る会」が主催する学習会はあす12日(土)、桜本の川崎市ふれあい館で開催される。「川崎南部在日コリアンの生活史から東アジアの政治情勢が見える」をテーマに、市内在住の三浦知人さんやヘイトスピーチと対峙する「クラック川崎」をはじめとするカウンターと呼ばれる人たちが発題する。三浦さんは差別と排外の歴史の中で生きてきた川崎南部における在日コリアン生活史について講演。クラック川崎らのメンバーは抗議活動の経験談などを交えながら、カウンターに参加する理由について語る。参加費は無料。午後7時から9時。
川崎での反ヘイト活動の中心的な役割を果たす「ヘイトスピーチを許さないかわさき市民ネットワーク」が企画する学習会は来週16日(水)、富士見の川崎市教育文化会館で開かれる。同ネットワークのこれまでの活動報告と大阪市で条例化を求めて活動してきたNPO法人多民族共生人権教育センター事務局次長の文公輝(ムンゴンフィ)氏が「大阪市ヘイトスピーチへの対処に関する条例を検証する」をテーマに講演。参加費は無料。午後6時30分から。
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