市は「地域包括ケアシステムポータルサイト」の本格稼働を1日から始めた。
ポータルサイトは、市が策定した「市地域包括ケアシステム推進ビジョン」に伴い、2015年12月中旬からプレ稼働を始め、保健医療・介護・福祉などに関するお知らせやイベント情報のほか、同システム構築に向けた取組等について情報発信をしてきた。
今回の本格稼働にあわせて、新たに会員専用コンテンツとして、会員同士が気軽に意見交換を行える場となる「相談室・コミュニティ」を開設するなど、機能の拡充を図った。
市は「今後さらに多様な主体の連携促進を図り、充実した情報を発信していくので、ぜひ活用していただきたい」としている。
段階を追ってシステム構築を目指す
「地域包括ケアシステム」は、地域で疾患を抱えながら生活する高齢者等の増加に対し、医療、看護、介護、福祉、生活支援など必要なケアが地域において一体的に提供されることが新たに求められることから、その仕組みとして提唱された。
川崎市では、ケアを「地域などでの生活の継続のために、自立した生活と尊厳の保持を目標として行われる支援や取組」と位置付け、高齢者をはじめ障害者や子ども、子育て中の親などのほか、現時点で他者からのケアを必要としない人たちも含めた「全ての地域住民」を対象としてシステムを構築するとしている。
第1段階として18年3月末までに市民らへの考え方の共有と専門組織による必要な手法等の検討という土台づくりを、第2段階として25年までに地域での将来像の合意形成と各主体の役割に応じた具体的行動の実現を、第3段階はさらなる進化を図っていく。
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