さがみはら中央区版 掲載号:2018年2月22日号
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市歌「相模原市民の歌」に合わせ、体操をベースにしたオリジナル振付を考案した 平岡 亮一さん 南区大野台在住 42歳

第二の故郷 体操で恩返し

 ○…腕で四角を作り「大凧」、伸びながら「JAXA」。市歌のメロディーはこの町を象徴する掛け声と、覚えやすいシンプルな振付をつけることで新たな表情を見せた。昨年末のイベントで披露した際には評判も上々。「誰でもいつでもできる楽しい体操。これでこの町の人たちの健康に役立つことができたら最高です」。清々しい笑顔を見せる。

 〇…徳島の漁網店の次男。球技はさっぱりだったがドッジボールでは最後まで当てられない「身のこなしの素早さ」が目立つ少年だった。高校時代に遊びの中で何気なくバック転を決める姿を見た恩師に誘われ、新体操部へ。高校3年時には副主将として国体と全日本ジュニアの大舞台で準優勝という功績を残す。現在の活動の原点は、その後進学した日体大で進路を考えた時。当時志していた教師の仕事が自分に合っていないと気づき「心に穴が開いた感覚でした」。一度徳島へ帰り、家業の手伝いとアルバイトをしながら自分の人生を改めて考え、出した答えは「体操は外せない」。大学時代に交流のあった長野信一氏(市ラジオ体操協会会長)に師事し、その縁で相模原へ。「体操で人々の健康のために」。その思いが心の穴を埋め、再スタートから20年が経つ。

 〇…「インドア派。休みは家族とゆっくりですね」。現在は大学の体操部で出会った妻、2人の娘も新体操を習う「体操一家」の大黒柱。趣味はジャンルを問わずに聴く音楽鑑賞で、自身が各地で行う体操教室で披露するユニークな振付は、人気アーティストの楽曲にヒントを得たものも多い。

 〇…今年は後厄だが、「飛躍の”躍”にもできるはず」と余裕の笑顔。「昨年は本厄だったけれど、”新しい振付”を作ることもできた。今年はそれを広げるために頑張りたい」。人々の健康を願うその原動力は「徳島から出てきた僕を受け入れてくれた町。相模原への恩返しパワーですかね」。第二の故郷への思いを込める。

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