さがみはら中央区 教育
公開日:2022.04.07
市内2校目義務教育学校
新校名は「鳥屋学園」
来年開校 準備委が決定
緑区鳥屋地域の義務教育学校移行準備委員会(平正充会長)は、市立鳥屋小学校(緑区鳥屋1321の3)と市立鳥屋中学校(鳥屋1339)が統合してできる新しい学校の校名を、「相模原市立鳥屋(とや)学園」にこのほど決定した。
2020年に開校した「相模原市立青和学園」(緑区青野原)に次ぎ、23年4月から市内で2校目となる小中一貫(9年間)の義務教育学校としてスタートする新校。両校の学校長、PTA会長、学校評議員などで構成される同準備委員会では、昨秋から新たな校名について協議を重ねてきた。
新校名案は児童、生徒、地域住民、教職員から募集。131人から応募があった。その中から準備委員会が「子どもたちが夢や希望を持てるもの」「地域の方が親しみやすいもの」「読みやすい、呼びやすい、書きやすいもの」などの基準から「鳥屋学園」「鳥屋つばさ学園」「鳥屋の杜学園」「つくい鳥屋学園」の4案に絞った。
今年に入り4案について再度意見を求めると、183人から回答があり、最終的に全体の約56%を占めた「鳥屋学園」に決定した。
新校名に決まった「鳥屋学園」は、子ども、大人のどちらからも最も多く支持された。さらに、選定理由として「子どもたちが学校名を書くときに『鳥屋』という地域名が入っている」「校名に『学園』がつくことにシンプルな中にも特別感がある」といった意見が寄せられた。
準備委員会では「校名を決めるプロセスで鳥屋の人が持つ地域愛・学校愛の強さを再認識させられた。これからも鳥屋人として誇りを持って歩むとともに、子どもたち、学校を見守っていきたい」と話す。
鳥屋中校舎を活用
統合後の校舎は、現在の鳥屋中の校舎を今年度内に増改築して活用。鳥屋小の跡地利用については検討していくという。準備委員会では、引き続き協議を重ね、地域と共に統合後の校歌や校章などについて話し合っていくという。
なお、新校名については市議会の9月定例会議で「相模原市立学校の設置に関する条例」の改正案が提出され、議決されて正式決定となる。
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