翠ヶ丘自治会館(南区相南3の26の25)の隣にある翠ヶ丘出雲神社。神社の鳥居の下には狛犬ならぬウサギが鎮座している。総代長の鬼丸吉男さんは「卯年にぜひ参拝していただければ」と話している。
同神社ができたのは、翠ヶ丘地域に移り住んだ住民による拠り所を作りたいとの思いが始まり。1957年、出雲大社にご神体の分祀を依頼したところ承諾を得たことで農耕の神、福の神、縁結びの神として神徳の高い大国主命を祭神とする翠ヶ丘神社が建立された。82年に本殿の老朽化から改築する際に、出雲大社から許可を得て翠ヶ丘出雲神社となった。
鬼丸さんによると、鳥居の下にある白兎石像は、出雲大社にまつられている大国主大神の神話「因幡(いなば)の白兎」が由来だという。世話人有志により87年1月に奉納された。鬼丸さんは「地域の人は頭をなでて可愛がっている。初詣の際はぜひなでてほしい」と話している。
毎月1日と15日は社務所を開放しており、ウサギが描かれた御朱印もある(時間は午前10時〜正午)。三が日は御守りや絵馬、破魔矢などの有料頒布を行う。元日が午前0時〜2時、午前9時〜午後4時、2日と3日はは午前9時〜午後3時。
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