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さがみはら中央区 スポーツ

公開日:2026.03.19

サッカーJ3SC相模原
「悲願」の天然芝練習拠点を確保
三増公園陸上競技場(愛川町)を無償改修、優先利用へ

  • (左から)平野孝スポーツダイレクター、小西展臣取締役、西谷義久社長、小野澤豊町長、佐藤照明教育長、今井正夫教育委員会次長

    (左から)平野孝スポーツダイレクター、小西展臣取締役、西谷義久社長、小野澤豊町長、佐藤照明教育長、今井正夫教育委員会次長

  • 4月から改修工事が始まる三増公園陸上競技場

    4月から改修工事が始まる三増公園陸上競技場

  • 「悲願」の天然芝練習拠点を確保 (写真3)

  • 現在使用している相模原スポーツ・レクリエーションパーク(相模原市中央区小山)で練習を行う選手たち

    現在使用している相模原スポーツ・レクリエーションパーク(相模原市中央区小山)で練習を行う選手たち

  • 締結式で意見交換を行う愛川町の小野澤豊町長(右から2番目)、SC相模原の西谷義久社長(左から2番目)ら

    締結式で意見交換を行う愛川町の小野澤豊町長(右から2番目)、SC相模原の西谷義久社長(左から2番目)ら

7月利用開始予定

 サッカーJ3・SC相模原(株式会社スポーツクラブ相模原)は3月17日、ホームタウンの一つである愛川町と「愛川町三増公園天然芝改修工事及び利活用に関する協定」を締結した。クラブが費用を負担して三増公園陸上競技場(愛川町三増1886)の天然芝グラウンドをプロ仕様の天然芝へ全面改修し、優先利用権を得ることで練習拠点として活用する。利用開始は2026年7月の予定。

「J1基準」へ前進

 SC相模原はこれまで優先利用可能な特定の練習場所を有しておらず、相模原スポーツ・レクリエーションパーク(相模原市中央区小山)の人工芝グラウンドを中心にホームタウン内の複数のグラウンドを使用して活動していた。

 クッション性が高い天然芝に比べ、人工芝は身体への負担が大きく怪我のリスクもあるとされ、選手獲得の面でも不利となる。加えて、J1リーグへの昇格に必要な「クラブライセンス」の交付判定においても「専用もしくは年間を通じて優先的に使用できる天然芝(またはハイブリッド芝)のピッチ」が基準として示されており、いずれJ1を目指すクラブとして解決しなくてはならない課題だった。

 23年に(株)ディー・エヌ・エーの連結子会社となり、本格的に検討を開始。今回、愛川町がクラブの提案に応じる形で、創設19年目にして「悲願」が実現した。

 協定締結によって、クラブは整備費用と改修後の維持管理を負担する代わりに、原則として毎週平日の3日間と土日のいずれかにおいて同競技場を優先利用できるようになる。クラブハウスの設置や基準を満たしたスタジアムの整備などJ1ライセンス取得へ向けた課題はまだあるが、一歩前進したといえそうだ。

地域貢献も柱に

 同競技場が位置する三増公園は、1996年に開園。陸上トラックやテニスコートなどを有し、さまざまなスポーツの拠点として活用されてきた。

 公園内の天然芝フィールドはこれまで芝生の養生期間となる12月中旬〜4月末は利用ができなかったが、改修によって年間通して利用が可能になる。クラブが優先利用する時間帯以外は一般利用も可能。

 クラブは改修後の施設で町民が無料で見学できる「公開練習」や子ども向けのサッカー教室、スポーツイベント等を実施し、公園の利用環境の向上や愛川町のスポーツ振興、地域活性化に寄与したい考え。町が実施する健康増進事業にも協力するほか、他クラブを招いてのトレーニングマッチを積極的に開催することで町外からの交流人口拡大も図る。

 改修工事に伴い、同競技場は4月1日(水)から7月17日(金)まで休場となる。

「選手も喜んでいる」

 締結式で西谷義久代表取締役社長は、愛川町の関係者に感謝を述べた上で、「チームの強化、クラブの歴史において間違いなく大きなターニングポイント。日々鍛錬を積んで時間を長く過ごすのは練習場なので、選手もすごく喜んでくれている」と思いを語った。

 また、「選手の学校訪問や、町民が練習を見学する機会が増えることで交流が深まり、公開練習やトレーニングマッチで多くの人が愛川町へ足を運ぶことで、町の活性化に貢献できる」とし、「未来に向けて、今後もより一層町のスポーツ振興と活性化に貢献していきたい」と結んだ。

 愛川町の小野澤豊町長は「社会情勢の中でいろいろな課題が生じ、紆余曲折もあったが、無事に締結ができたことを大変うれしく思う」と話し、「8年前にホームタウンとして仲間にいれていただいて以降、町民の機運も高まり、町のスポーツ振興の大きな支えとなっている。生まれ変わった芝生を第2のふるさと、ホームグラウンドとして試合や練習に活用していただき、さらなる活躍に期待したい。これからもより良い関係を保ちながら、施設を活用してスポーツ振興の発展と地域の活性化につなげていきたい」と期待を寄せた。

 チームの強化に携わる平野孝スポーツダイレクターは「ほとんどのJリーグクラブは天然芝の練習場。選手獲得の際、練習環境が人工芝という点で躊躇されることもあった」と話し、「天然芝で試合と同じ環境で練習できるということは大きい。練習の質、強度が上がり、選手のコンディション維持にもつながる」と展望を示した。

* * *

 SC相模原は元サッカー日本代表の望月重良さんが08年に神奈川県社会人リーグ3部のクラブとして創設。14年にJリーグに参入し、23年に(株)ディー・エヌ・エーの連結子会社となった。相模原市、海老名市、座間市、綾瀬市、愛川町をホームタウンとしている。

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