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さがみはら中央区 文化

公開日:2026.06.11

野球人・三浦大輔さんに聞く 「自分らしく、恰好よく」 生きるための心身調律術

  • 「自分らしく、恰好よく」 (写真1)

 「自分らしく、恰好よく」生きる秘訣とは――。横浜DeNAベイスターズで、長く活躍してきた三浦大輔さん。神奈川県の「未病番長」に任命されるなど、心身のバランス維持を実践してきた。三浦さんに「QOL(生活の質)」を高める方法を聞いた。

――プロ野球という厳しい世界で長年第一線を走ってこられました。健康面には特に気を遣われたのではないですか?

 「大きな転機はプロ3年目、21か22歳の頃。肝機能障害で体調を崩してしまったんです。ベッドの上で試合中継を見ているのが、負けた時よりも何倍も悔しくて。『戦いの場に立てない』ことの辛さを痛感し、そこからですね、本気で健康面を意識し始めたのは」

――精神面でのタフさも三浦さんの魅力です。プレッシャーと戦う中で、メンタルをどう保っていたのですか?

 「若い頃は『とにかくバッターを打ち取りたい。相手チームを抑えたい』という気持ちが強すぎて、空回りすることもありました。そんな時、プロゴルファーの片山晋呉さんに紹介されたメンタルトレーニングの本に救われたんです。そこには『マウンド上では、自分でコントロールできることに集中しなさい』と書いてありました」

――監督時代は、選手時代とは違う苦労があったのではないでしょうか。

 「圧倒的に監督時代の方がしんどかったですね(笑)。選手は自分の結果を追求すればいいですが、監督はチーム全体のマネジメント。自分一人の頭で考え込まず、コーチやスタッフに意見を聞き、アイデアをもらうことを大切にしていました。最終的な決断は自分ですが、周りに頼る勇気を持つことで、視野を広げていました」

――三浦さんにとって、最高のリフレッシュ方法を教えてください。

 「休日に家族と買い物に行ったり、愛犬と過ごしたり。野球から完全に離れる時間が巡り巡って良い結果につながりました。また、自分は一人でいるのが苦手なタイプで(笑)。誰かと食事をしながら会話を楽しむことが、何よりの元気の源。コロナ禍の『黙食』は本当に味気なかった。人と触れ合うことが、自分の健康法かもしれません」

同世代にエール

――50代という世代をどう捉えていますか?新たな道へ進む同世代へメッセージをお願いします。

 「50代には50代の良さがある。現在53歳ですが、7年後の60歳にはその良さが絶対にあるはず。自分の基準は、常に『格好いい大人であるかどうか』。憧れの矢沢永吉さんのように、いくつになっても『いまの自分が一番格好いい』と思える年の取り方をしたいですね。いまの体力で今を精一杯楽しめばいい」

――今後の目標は。

 「いまは肩の荷が下りて、自由にやらせてもらっています(笑)。これからは、野球の楽しさを広める活動を続けながら、原点である草野球をやりたいですね。昨年12月に結成した『リーゼントスターズ』を楽しみながら。子どもの頃、日が暮れてボールが見えなくなるまで夢中で遊んだあの感覚。ワイワイと野球を楽しめたら最高です」

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