さがみはら中央区・緑区 教育
公開日:2026.07.09
相模原市教育委員会 闇バイト防止へ独自教材 緑区・旭中が授業で活用
闇バイトを巡る事件が相次ぐ中、相模原市教育委員会は6月、中学校の道徳科用独自教材「蜘蛛の糸の、その先で」を作成した。7月1日には旭中学校(緑区橋本)で同教材を使用した授業が行われ、3年生37人が犯罪に巻き込まれないための判断力や、一人で抱え込まず周囲に相談する大切さについて学んだ。
教材は、犯罪行為は許されないとする遵法精神や誘惑に屈しない判断力、大人に相談する姿勢を育てることを目的に、市教委が作成。指導主事が内容を考案し、イラストには生成AIを活用した。6月以降、市内全ての中学校・義務教育学校で同教材を用いた授業を実施している。
授業では、「楽に稼げる」という好奇心が「犯罪に巻き込まれてしまった」という後悔へ変化した、登場人物の心情についてグループで話し合いが行われた。生徒の1人は「もし友達が誘われていたら、大人に相談するよう伝え、危なそうだったら声を掛けたい」と、学びを身近な問題として受け止めた様子だった。
授業を視察した細川恵教育長は、「子どもたちは犯罪がいけないということは分かっている。どうすればそれを自分事として捉えられるかを考え、この教材を作成した」と狙いを語った。その上で、「一番重視したのは、子どもたちが考えたことを口に出し、友達と話し合うこと」と強調。「先生方には、今後もこの教材を活用して子どもに内在するものを引き出せるような授業にしていってほしい」と話した。
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