さがみはら中央区・緑区 社会
公開日:2026.07.18
園芸博を見据え対策訓練 相模原市緑区内で関係機関が連携を確認
2027年3月に横浜市瀬谷区・旭区で行われる国際園芸博覧会。注目を集める大規模イベントの開催を前に、市内では関係機関が協力して無差別殺傷事件の対策訓練が行われた。
列車で刃物
7月7日は、JR橋本駅の東に位置する橋本乗務ベースで訓練を実施。相模原北警察署、市北消防署、JR東日本が連携を確認した。
当日は、横浜線の車両内で刃物を使用した無差別殺傷事件の発生を想定。不審者が園芸博の反対を訴えるビラを車内に貼り出すと、それを見た乗客が注意。すると不審者はカバンから刃物を取り出し乗客を次々と刺していった。車内ではSOSボタンが押され列車は急停車。しばらくして警察官が到着すると、刃物を振り回す不審者を取り押さえた。
今回は園芸博の会場の最寄り駅の一つがJR十日市場駅になること、京王線とJRが乗り入れるハブ駅であることから橋本で訓練が行われた。さらに、横浜線が3月にワンマン運転となって初の合同訓練となった。JR東日本の丸智也さんは「ワンマン運転で今までの役割を全て運転手がこなすことになった。連携の重要性を大いに感じた」と話した。相模原北署の高橋喜巳雄署長は「実際に訓練をしてみないとわからないことがある。それが確認できてよかった」と振り返った。
レジャー施設に爆弾
7月8日は、若柳のレジャー施設・さがみ湖MORI MORIで津久井警察署、市津久井消防署、同施設を運営する相模湖リゾート株式会社によるテロ対策合同訓練が行われた。
園芸博の開催で海外から多くの外国人が日本に訪れ、特にレジャー施設は国際テロなどのターゲットになりうるということで訓練を実施。当日は不審な男性が園内に爆発物を設置し、刃物を手に次々と来場者に危害を加えていった。園内のスタッフがすぐに110番通報すると、警察が不審者を確保。続いて消防・救急隊が負傷者、重傷者を確認してドクターヘリを要請した。さらに、爆発物処理班が駆け付け、X線を使い安全に対処した。
同施設で三者連携で訓練を実施するのは初の試み。同社の鈴木康弘代表取締役は「実際に事件が起きた場合、どのように行動すればいいのか考えさせられた。パニックになったお客さまを冷静に誘導できるのかが今後の課題」と認識を深めた。津久井警察署の小出雅彦署長は「このような事が絶対に起きないよう地域で連携し協力していきたい」と気を引き締めた。
津久井消防署の田中智消防司令長は「被害を最小化させるためには第一報がとても大事。まず110番。そして負傷者、体調不良者、異臭などの場合には119番を」と呼び掛けた。
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