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さがみはら中央区・緑区 人物風土記

公開日:2026.08.13

3人組ユニット「ともにめぐみをうたう」で語りを担当する 森 うたうさん 中央区由野台在住 70歳

  • 森 うたうさん (写真1)

愛と平和の語りべ

 ○…さまざまなジャンルの芸術家とコラボレーションし、独自の表現を続ける舞台俳優。昨年、市内で活動する角田知子さん、武田恵さんと、歌・語り・ピアノのユニットを結成。9月5日(土)にメイプルホールで演奏会「ハルモニアのことづてをあなたに」を開催する。3人に共通する思いは「愛と平和」。「楽しみながら作るうちに、アイデアが湧き出てくる」。それぞれの専門性を掛け合わせ、新たなハーモニーを生み出す。

 ○…東京都世田谷区生まれ。幼少期は引っ込み思案な性格だったが、映画の舞台美術に関わっていた父親の影響で自然と演劇の世界に惹かれ、高校卒業後に「東京芸術座」「劇団前進座」で基礎を学んだ。「おとなしかったので、始めは自分を解放するのが難しかった」と懐かしむ。

 ○…20代で仲間と設立した劇団が作家・筒井康隆氏の目に留まり、「筒井康隆大一座」の一員として活動。以来、フリーで数々の芝居に出演。「戦争を賛美するものや退廃的・低俗な作品には出演しない」という信念を軸に、朗読や声優、舞踊など幅を広げてきた。12年ほど前、アメリカ先住民族の生活を描いた詩集『今日は死ぬのにもってこいの日』との出合いを機に、臨場感をもって観客に作品を届けられる「語り」の活動を開始。自然との共生や愛を伝える作品を取り上げ、各地で公演を行っている。

 ○…来る演奏会の題材に選んだのは、葉祥明の『The Great Story of Little Tree』。私塾「水の輪教室」の生徒たちと共に、東日本大震災のチャリティーとして公演を続けてきた大切な作品を、3人の解釈で表現する。「『あなたは大事な存在よ』と感じられる、心に響く作品。愛と平和への思いを、言葉と音楽で伝えたい」

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