橋本商店街協同組合が昨年10月に創刊したフリーペーパー「Bridge.」(ブリッジ)。産学連携の取り組みとして創刊当初から地域の大学生が制作に携わっており、若者の目線で橋本を掘り下げる内容が評判をよんでいる。
若者を街に取り込み活性化を図る同組合が、創刊号で多摩美術大学新聞部に協力を打診。以降、新聞部と情報デザイン学科が交互に制作を担ってきた。
8月に発行された第4号は、同大学の産学共同研究の枠組みで同学科4年の野田知里さん、小谷菜津子さん、吉田小夏さんの3人が取材や編集、構成などを担当。七夕まつりの実行委員や地元のバー店長に話を聞いた。「相手の熱い思いを引き出して形にするというのは貴重な体験だった」と吉田さんが振り返ると、「その思いを引き出すための質問を考える経験は、社会に出ても役立つと思う」と野田さん。小谷さんは「限られた時間でどれだけ良い物が作れるかという難しさがあった」と感想を述べた。
組合広報担当の川島大和さんは「今後も周辺の学校や企業と共存するまちづくりをしていけたら」と取り組みを評価。同大学准教授で編集長として学生を指導した矢野英樹さんは「学外に学びを広げられ、社会勉強になっている。また大学で学んだことを橋本という自分たちのフィールドで生かせる良い機会」と手応えを感じている様子だった。
ブリッジ4号は商店街会員店や緑区役所、橋本駅通路などに設置されている。
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