きらぼし銀行相模原センタービルが2月19日、中央区相模原3丁目にオープンした。東京都港区に本店を置く同行ではこの施設を「第2の本店」と位置付け、同行相模原支店や相模原法人営業部などを移転し、600人ほどの職員を配置する。また相模原市観光協会が入居し、同行と相模原市、同協会が連携して市の魅力を発信する場が新たに誕生した。
ビルが開業したのはJR相模原駅から徒歩5分のさがみ夢大通り沿いで、同行の前身の1つ旧八千代銀行相模原支店の跡地。地上8階(屋上階含む)地下1階建てで、延べ床面積は約9267平方メートル。支店と法人営業部のほか、コールセンターの機能や融資管理の部門なども集約し、同ビル内に配置した。
きらぼし銀行は、八千代銀行・東京都民銀行・新銀行東京の3行が合併して2018年5月に発足。特に旧八千代銀行は相模原市内に拠点を充実させ、営業基盤が強かったという経緯があり、相模原市内に大型拠点が整備されることになったという。
地域貢献で共同利用
1階には、これまで橋本にあった相模原市観光協会の事務局が移転。同行の地域貢献の意向から、相模原市と同協会の3者が覚書を締結し、共同利用スペースが設けられた。今後は市内の観光スポットや行事などを紹介する常設展示のほか、イベント開催にも活用する計画だという。
オープンに先駆けて16日には、相模原市内の経済界や行政関係者ら約110人が参加し、竣工記念レセプションが開かれ、待望の施設の誕生を祝った。
あいさつに立った同行の渡邊壽信頭取は「素晴らしいロケーションの中で新しい本店がもう一つできた。グループとして最大限活用して相模原の皆さんのお役に立てる決意をした。新しい産業の創出に取り組んでいきたい」と話した。
本村賢太郎市長は「市内には多くの支店があり、地元の声をこまめに聞いてもらっている。中小企業の支援など今後も官・民・金の連携を深めてもらいたい」と期待感を示した。
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