ポスターを手に来場を呼び掛ける宮嵜さん
県立津久井湖城山公園（水の苑地）で８月11日（日・祝）、｢みんなの津久井湖夏祭り２０２４｣が開催される。その実行委員長を務めるのが、城山のレストラン・ハックルベリーの２代目、宮嵜太樹さん（28）だ。
外に出て気付く
宮嵜さんは城山で生まれ育ち、現在は同店の運営に携わりながら、若柳の契約農園でジャガイモや玉ねぎを育てる若手の就農者でもある。
大学時代に２年間留学したインドネシアで自身の環境が大きく変化。「自分は何でも知っているつもりで行ったけれど、実際行ってみるとそれはほんの一部分だった。知らないことばかりで愕然とした」という。その時、大豆を発酵した食品「テンペ」と出合った。帰国後、津久井在来大豆の存在を知った宮嵜さんは、「名産になれば地域も元気になる」と津久井在来大豆を使ったテンペの製造を開始。「外に出て地元の魅力に気付いた。自分にしかできないことで地域に貢献していきたい」と熱く語る。
新しい風を吹き込む
「このお祭りは残していきたい。新しい風を吹き込むことは地域の発展につながると感じた」と宮嵜さん。同祭りの舵取り役にも「地域全体を盛り上げたい」とやる気満々だ。「みんなが楽しめるお祭りです。熱中症対策をしっかりして遊びに来てください」と来場を呼び掛けている。
「みんなの津久井湖夏祭り」は11日午後３時から８時30分まで開催。雨天時は中沢中学校体育館で実施する。お囃子や縁日出店のほか、ビンゴ大会、ランタンや花火の打ち上げもあり。問い合わせは【メール】minnanotsukuiko@gmail.comへ。
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