神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

子どもたちと一緒に食事を 橋本公民館で活動 「げんき食堂」

社会

公開:2025年4月28日

  • X
  • LINE
  • hatena
この日、調理のために集まったげんき食堂のメンバー(後列右から3番目が小山さん、前列右から2番目が娘の紗百合さん)
この日、調理のために集まったげんき食堂のメンバー(後列右から3番目が小山さん、前列右から2番目が娘の紗百合さん)

 橋本公民館の料理実習室で毎月第2・第3水曜日に開催されている「げんき食堂」。子どもたちが安心できる居場所づくりを目指して、地域の有志らが献立を考えて食事を提供している。

 4月16日に開催されたげんき食堂は、公民館が使用できなかったため、同じフロアにあるソレイユさがみのセミナールーム5で行われた。この日のメインの献立は肉じゃがで、午後1時に集まったメンバーが手際よく80人前の調理を進めていった。午後5時には販売をスタート。代表の小山季枝(としえ)さんは「お弁当は毎回早く売り切れる。とてもありがたいですね」と話す。

自身の経験から

 げんき食堂は、2023年度までソレイユにこにこ食堂として活動。その流れをくんで24年度に立ち上げ、現在に至る。小山さんは「スタートした4、5年前は地域にこども食堂が少なかった。橋本には調理できる場所があるし、子どもたちを支援したいと始めた」と振り返る。さらに、小山さん自身が小学6年の時に母親を亡くし、独りぼっちの食事を経験してきたという。「やっぱり一人だと寂しいし、おいしく感じられない。両親の帰りが遅くて一人でごはんを食べなくちゃいけない子、一人暮らしの高齢者にも来てもらえたら」と話す。

 小山さんは、これまでにスーパーの惣菜担当やレストランでの調理経験があり、料理の腕前は折り紙付き。げんき食堂では、13人の有志と一緒に調理に当たっている。メニューは季節や行事などに合わせて話し合いで決定。売り上げは材料費に充てている。

本来の目的に

 げんき食堂の立ち上げ当初は、子どもたちと一緒に食事を楽しむ「食堂型」だったが、新型コロナの流行で販売する「弁当型」への変更を余儀なくされた。コロナは収まったが、なかなか「食堂型」に戻らないことに歯がゆさを感じている。「今でも買って帰る人が多い。子どもの居場所づくりが目的でもあるので、やっぱり子どもたちにたくさん来てほしいし、一緒に食事を楽しみたい」と小山さん。今後は学童にチラシを配るなど、げんき食堂の周知にも力を入れたいと考えている。

 げんき食堂は午後5時から7時30分まで。費用は中学生までは無料(弁当は100円)、高校生以上は300円(同400円)。各日限定60食で売り切れ次第終了。

 問い合わせは小山さん【携帯電話】090・5515・6154。

手際よく盛り付けていく
手際よく盛り付けていく
子どもたちと一緒に食事を-画像3

さがみはら緑区版のローカルニュース最新6

オペレッタでシューベルト

オペレッタでシューベルト

7月5日 杜のホール

5月20日

500年を盛大に祝う

500年を盛大に祝う

川尻八幡宮

5月15日

和田の里で茶摘み体験

佐野川地区

和田の里で茶摘み体験

5月20日 参加者募集中

5月15日

太鼓に合わせ青空を群泳

佐野川こいのぼり

太鼓に合わせ青空を群泳

5月15日

今夏参院選 12人が立候補を表明

2年ぶりに優勝旗奪還

2年ぶりに優勝旗奪還

相模原北署 射撃大会で

5月15日

あっとほーむデスク

さがみはら緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

さがみはら緑区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年5月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook