町田市在住の内山由綺選手(高校3年)は20日、21日、全日本体操種目別選手権(国立代々木体育館)に出場し、ゆかで2位に輝いた。得意の段違い平行棒では、全日本代表として出場が決まっている世界選手権(10月・イギリス)に向け新技も披露した。
世界選手権へ新技『コモア1/2』を披露した。上段のバーに半回転しながら移る技で、「今回は、『こういう技を世界選手権で使いますよ』とアピールしたかった。全日本大会(4月)の後から練習を始めたけどまだまだ不安定」と内山選手。残念ながら、今回は落下してしまったが、「世界選手権までには、しっかり仕上げたい」と意気込む。
種目別には段違い平行棒、ゆか、平均台に出場。段違い平行棒はわずかな差で決勝進出を逃したが、平均台では5位(13・650)、ゆかでは2位(14・200)となった。
4月、5月の全国大会で上位成績を残したため、すでに世界選手権への出場権を獲得している内山選手。今回の種目別選手権では、「挑戦と安定」を見せた。新技への挑戦とともに、自身の体調に合わせ細かい調整を行い、演技全体で安定感を優先するなど、世界選手権を見据えて、今回の大会に挑んだ。記者会見でも「ゆか、平均台も安定してできたので、調整をしっかり行い世界選手権で得点源になる」と宣言した。
女子体操世界選手権には6人が出場し、日本は団体でベスト8に入ると来年行われるリオ五輪の出場権が得られる。「しっかり演技をして、オリンピックの出場権を持って帰りたい。自分の演技を多くの皆さんに見せたい」と抱負を語る。
今後はアジア選手権、全日本ジュニア大会に出場しながら全日本の合宿にも参加し、調整する。
2年前は世界選手権に出場できる成績を残しながら年齢制限のため出場できず、昨年はケガのため叶わなかった。念願の世界選手権は10月23日からイギリス・グラスゴーで開催する。
町田版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|