町田版 掲載号:2018年5月24日号
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桜美林大4年太田康治さん 届け スポーツの力 コスタリカで大会企画

教育

プロジェクトを語る太田康治さん
プロジェクトを語る太田康治さん
 桜美林大学野球部の太田康治さん(リベラルアーツ学群4年)と、卒業生の柳田一麿さん(鹿屋体育大学大学院・筑波大学大学院修士課程スポーツ国際開発学共同専攻2年)が、中米のコスタリカ共和国で、今年8月、首都近郊の私立校2校を対象に、バスケットボールとサッカーの学校対抗戦を企画している。

 このプロジェクトのきっかけとなったのは野球部員として「JICA・大学連携ボランティア事業」に参加したことから。太田さんは他の部員とともに今年2月〜3月の一カ月間、コスタリカに派遣され、青少年の健全な育成を目的に、現地の学校で子どもたちに野球指導などを行った。その際、コスタリカにおけるスポーツ・体育教育の普及の遅れや、道具・教員の不足などの現状を目の当たりにしたという。また、青少年犯罪率やHIV感染率の急速な増加など、コスタリカの社会問題を知る機会にもなった。

 その派遣期間中に、現役時代に同じ経験をした先輩の柳田さんに会い、この計画に誘われ、プロジェクトに参加した。

 学校対抗試合を現地企業と協力して開催し、スポーツを通してコスタリカの体育・スポーツの普及を目指す。試合は各校の体育館やスタジアムで1回ずつ、計2回対戦する「ホーム&アウェー」方式で開催。生徒らの参加しやすさを考えた。「野球じゃなくて、バスケとサッカーにしたのも、それを考えた結果です」と太田さん。

 さらには国立献血バンクと協力し、来場者や生徒を対象にした献血・HIV検査ブースを設置することで社会問題解決につながるきっかけを作る。

 太田さんはペルー出身の日系3世だ。1歳で来日し、ずっと神奈川県愛川町で両親と暮らしている。「いずれ母国とも関わりたかった」と、母国に近い中米での活動に力が入る。普段から流暢に話すスペイン語を駆使し、現地での各高校や企業との交渉を進めてきた。また大会ホームページやSNSだけでなく、現地テレビ局や新聞社の協力も得て、様々な方法で大会の広報を行う。「あくまでも僕たちはきっかけを作ってサポートする役割」と太田さん。現地の企業や学校が主導で行っていける仕組みを作っていく。

CF(クラウドファンディング)で支援募集

 「現地に根付く大会にすることが大切」と、11月に予定している次回大会や今後の継続的な開催を目指し、明日25日(金)から約40日間、READYFOR(株)が運営するクラウドファンディング(インターネット上の寄付)を実施する。目標70万円。旅費や運営費に充てる。

派遣時の様子(太田さん提供)
派遣時の様子(太田さん提供)

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