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公開日:2026.09.17
玉川学園コミュニティバス 「地域の足」、20年 新たな課題も出現
玉川学園駅周辺の地域コミュニティバス「玉ちゃんバス」は2006年から本格運行を開始、今年で20年を迎えた。今なお「地域の足」を担うが、高齢化で「バス停まで行けない」という新たな課題もあるという。
町田市の地域コミュニティバスは路線バスが通行できない地域の輸送手段として、市、地域協議会、バス事業者が協力し小型バスを用いて運行している。
玉川学園駅周辺を走る「玉ちゃんバス」はその先駆的存在だ。狭く、坂になっている道が多い同地域では路線バスの代わりとなる公共交通機関への需要が高く、住民らは1990年代半ばからコミュニティバスの実施を目指してきたという。そして2006年、試験運行を経て現在の「北ルート」の本格実施に至った。玉川学園町内会の田代敏行会長によると、当時としては全国的にも例が少なく、珍しい取り組みだったという。その後、2007年に東ルート、2016年に南ルートも設置された。
「歩行難しく」
今なお、玉川学園駅周辺の交通を支えるために欠かせない存在ではあるが、これまでになかった課題も出現し始めている。
一つは運転手不足、燃料費高騰などの社会情勢だ。2022年にはコロナ禍や運転手不足が重なり3ルートとも大幅な減便。また、今年10月1日には人件費や燃料費の高騰を理由として運賃改定も行われる。現在は大人210円、子ども110円だが、それぞれ230円、120円に。定期券、割引運賃適用者(大人)も値上げされる予定だ。町田市は「安全かつ安定的な運航継続するため」とし、理解を求めている。(値上げはその他市内地域コミュニティバスも同様)
そして、二つ目の課題が「高齢で歩行が難しくバス停まで歩けない」という人が増えてきたことだ。田代会長は「昔に比べ80代以上の一人暮らし女性が増えている印象がある。病院に行きたいが、バス停まで歩けない人は想像以上に多い」と現状を分析する。
オンデマンド交通
そこで同町内会では今年の6月から「オンデマンド交通」の実証実験も開始した。研修を受けた個人が自家用車で人を運ぶもので、同町内会では町田市民病院や新百合ヶ丘総合病院への送迎を目的としている。
実証実験では、事前に登録した利用者が電話やメールで地域のコーディネーターと呼ばれる人に、行きたい病院と時間を指定。コーディネーターがドライバーに対応の可否を確認し、可能であれば利用者宅から病院までの運転を依頼する仕組みだ。1回の利用料は600円。ドライバーには500円が入り、運営組織に100円が入る。利用者は玉川学園町内会の会員で自力での乗り降りが可能なこと、ドライバーは75歳以下であることが条件となっている。
来年の本格実施に向け障壁となるのがドライバーの確保だ。田代会長は「現段階で想定を超える利用者数となっている。本格実施となればさらに利用者が増えるため、現在3人のドライバーは10人ほど必要になるだろう。確保を進めなければならない」と話している。
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