町田 人物風土記
公開日:2019.02.14
仙北屋 正樹さん
南大沢在住 60歳
社会で輝く原石を磨く
○…「働く人から生き方を学ぶ」キャリア教育の大切さを訴える。15年前、渋谷区の研究推進校で学年主任をしていた時に、今では当たり前となっている長期の職場体験の仕組みを作った。1日の体験ではその職業の良いところしか見えてこない。長期に関わることで、裏側まで見えてくる。仕事だけでなく「人」を見て、働く意義が分かる。商店や企業の理解を得るために片っ端から電話を掛け、プリントを作り、説明回りに奔走した。「批判もあったが、やってよかった」と振り返る。
○…小4の時に病気で父を亡くし、母と6歳下の妹と3人暮らしに。「住んでいた団地で新聞を配ったり、妹の保育園の送迎もしていたので、友だちと遊ぶ時間がなかったね」。必然、テレビを見る機会が増え、ドラマや演劇が好きになった。「観ていると色々な発想が生まれるんです」。学生時代には脚本や小説を書いたりもした。基本、文科系だが中学時代は陸上部に。今、オリンピック選手を2人も輩出した陸上部がある学校にいて、縁を感じる。「現在も部員数が多くて強いんですよ。この間の東京駅伝の町田代表にも選ばれて」と喜ぶ。
○…大学卒業から教師になるまでに3年を要した。「その間に一般企業で準社員として働きました。社員にならないかとの声もかかったけど、夢を捨てられなくて」。26歳で念願の教師に。暴走族など荒れた中学の全盛期。夜中の3時に生徒を迎えに行くことも頻繁で「大変でした。でも若かったので、とことん付き合った。よく走って追いかけていたよ」と笑う。その子たちももう立派な社会人。
○…渋谷区時代にできなかったことも、人数の多い金井中でならできることがある。地域や周りを巻き込んで、生徒たちが社会に出た時の「生きる力」を育んでいく。
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