市立金井中学校(仙北屋正樹校長)の全校生徒や保護者、地域の人たちを対象にした市民講座が11月26日、同中体育館で行われた。
講師として招かれたのは市内在住、日本で唯一の動物専門の義肢装具士・島田旭緒(あきお)さん=人物風土記で紹介。人用の義肢装具士になるための専門学校時代に動物専用がないことに気づき、現在はそれを生業に。獣医師を通じて飼い主からの依頼を受け、ケガや病気で切断したり、曲がってしまった手足などに合わせる義足やコルセットなどの装具をオーダーメイドで作る。これまでに2万個を製作。「装具によって痛みがなくなったり、歩けるようになる。困っている動物や人に貢献できる仕事で、大変だけどやりがいがありますね」と島田さん。生徒たちにとって、動物の命の大切さや将来の職業について知る機会となった。
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