地元次世代表現者が演奏
改修終えた市民ホールで

(左から)なかとぅさん､古里さん､宇海さん､もえかさん

　町田に縁のあるアーティストが出演する「地産地ＳＨＯＷコンサート」が２月４日（土）、改修工事を終えた町田市民ホールで行われる。10年前から続く催しで、今回は初めて次世代の表現者に注目。市内在住で世界で活躍するジャズピアニストを目指す古里愛さん（11）や、鶴川第二小学校合唱部などが出演する。午後３時開演(２時30分開場)、入場無料(全席自由)。

　今回は「エンジョイ・ザ・フューチャー」をテーマに、ＮＨＫ全国学校音楽コンクールなどで上位入賞を果たす実力を持つ鶴川第二小学校合唱団や、米国ボストンにあるバークリー音楽大学へ最年少入学を目指す古里さんが登場。また、「なかとぅ」こと犬飼香代子さんが主宰する山崎団地発のダンスサークル「ファンクションファミリー」も加わり、市内在住のシンガーソングライターの宇海さん、澤近泰輔さんとのコラボステージを披露する。催しの進行は、まちだガールズ・クワイアのえりかさん、もえかさん、ほのかさんの３人が務める。

　同コンサートはこれまで、町田市出身や在住のプロを招き、音楽や落語、アートなどに気軽に触れる機会として企画されてきた。コロナ下でも会場を屋外にするなどの対策を施し、毎年開催してきた。今年は、地域で様々な奉仕活動に取り組む東京町田ロータリークラブ（地主光滋会長）が活動費を支援。同クラブでは、青少年の豊かな人間性や多様な個性を育む文化活動を支援しており今回、「地元の青少年の文化振興のために活用してほしい」と町田市へ寄付。これを受け、町田駅前にステージを構える「まほろ座ＭＡＣＨＩＤＡ」がキャスティングを担い、次世代アーティストを選出した。

　市文化振興課の担当者は「町田には、コロナ下でも工夫をして音楽と向き合う演奏家の皆さんがたくさんいます。ぜひ地元の次世代アーティストを知ってもらう機会になれば」と話す。