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公開日:2023.03.02
東日本大震災復興支援「鶴の羽の会」
級友支え12年 「区切り」
最後の写真展 11日まで
東日本大震災からもうすぐ12年が経つ。甚大な被害に遭った岩手県陸前高田市を当時から支援している(一社)鶴の羽の会主催の写真展「未来に向けて」が現在、和光大学ポプリホール鶴川で開かれている。最終日の3月11日(土)には同会が毎年行ってきた岩手県の物産販売会が開かれ、これまで12年間の活動報告や支援者への感謝が述べられる。
会場に展示されている写真は同会が現地で撮影したものなど約40点。最も新しいものは昨年12月10日に撮影した写真で、復興の状況が分かる。
同会は同市の市長を3期務めていた戸羽太さんの小学・中学・高校の同級生、卒業生らが結成した団体。戸羽さんは1964(昭和39)年生まれで、鶴川若竹幼稚園、鶴川第四小、鶴川中、町田高校を卒業した。2011年、震災が起きる1カ月前に市長に就任。自身も被災者となり妻を亡くしながらも、同市の復興に尽力した。
同会の上野静栄会長は中学のときの同級生。「震災当時、戸羽くんが陸前高田市にいることは知っていたが市長になっているとは思わなかった。テレビで現状を訴える姿を見て、自分たちがどのような支援が出来るかみんなで話し合い、被災地で必要な支援を行うことにきめた」と振り返る。連絡がついた戸羽さんからは「俺のことは大丈夫。それよりも復興への資金が無い。1円でも10円でも欲しい」と言われ、同会はそれ以後、義援金や災害復興寄付金などの呼びかけや、市内外の各地のイベントで陸前高田市の特産品を販売し、その売上を寄付するなどの活動を継続してきた。また、毎年3月11日に合わせて「3・11支援者の集い〜私たちは忘れない」と題するイベントを行い、写真展のほか、ゲストを迎えて講演やチャリティーコンサートなどを行ってきた。
3千万円を超す寄付
11年4月から今年1月末までの寄付金の総額は物産販売の収益からの寄付金195万5687円を含めて3298万6698円にのぼる。
上野会長は「3月11日に、皆様とご一緒に午後2時46分に黙禱を捧げます。そしてこの日をもって表立って行う『鶴の羽の会』としての活動は一度区切りをつけさせていただきます」とコメント。「結成当初はまだ40代半ば。しゃにむに動いてこれた。年齢を重ねるごとにみんな、親の面倒や家族のこと、仕事先の立場などの変化があり、それぞれの参加体制も変わってきた。突き進んできた10年間やコロナで立ち止まった期間を経て、そろそろ支援の形を変えてもいいのかなと考えた」という。
2月に行われた市長選で4期目に挑戦した戸羽さんは落選した。上野会長は「陸前高田市も新しい街づくりのリーダーと益々発展していく未来が見える。そういった意味でもちょうどよかったのだと思う」と話す。
イベント最終日には最後の物産販売会を開くとともに、(一社)町田市文化・国際交流財団主催の映画上映会「たゆたえども沈まず」(全席指定500円)が行われ、上映前には共催の同会が現地の現状やこれまでの活動報告、支援者への感謝を伝える。戸羽さんもビデオレターで出演する。午後1時30分開場。(問)【携帯電話】090・8108・8554
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