八王子市内の私立中学高等学校で今年度唯一の新校長。30年以上勤めた「母校」の長となり、学校の原点である、リーダー育成に力を入れたいと意気込む。「バトンをつなぐ役割を担った。学校を発展させなければならないと考えています」。54歳。自身が全速力で駆け抜けなければ、生徒も教員も”全力”になることはない、と前のめりぎみに語る。
一緒に喜べる
「人と関わる仕事に向いているのかな」。学生時代にアルバイトとしてあたっていた水泳指導員の仕事を通して感じたことが教師となるきっかけとなった。泳ぎ方を教えた子どもが「できる」ようになると、 「一緒に喜べる」――。その”才能”が教師となった後も力となってきた。
「縁あって穎明館に公民の先生として就任しました。八王子に住んでいた祖父が近くに来ると喜んでくれたことを覚えています」
バイタリティ溢れる
「バイタリティ溢れている」が周囲の声。4月に校長に就任し教壇から離れた現在も、「授業を行ってもらえませんか」と教員から希望される理由はそこにある。「教壇に立てないのは本当に寂しいですよ。まわりの先生方が羨ましくて仕方ありません」
今はその情熱を学校経営へと変換している過渡期。日々、テニスなどで「動ける」身体づくりを忘れず、いち教師だった時のように身体いっぱいを使って生徒たちに呼びかけていくつもりだ。「伸び伸び行こう。誇りをもって」
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